1. |
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さようなら
さようなら
さようなら
さようなら
さようなら
さようなら
さようなら
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2. |
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I am singing reality
I'm drawing reality
I'm gaining reality
But losing reality
And foretelling reality
And rotting reality
But singing reality
I am vending reality
I'm sending reality
I'm chasing reality
But eating reality
And changing reality
And buying reality
But vending reality
I am knocking reality
I'm cooking reality
I'm booking reality
But dropping reality
And blocking reality
And choosing reality
But knocking reality
I am posting reality
I'm avoiding reality
I'm managing reality
But erase the reality
And adjusting reality
And update the reality
But posting reality
You sneak in from a small gap,
And grope my stomach hard.
You don't know anything 'bout me.
Is this the REALITY?
I am doubting reality
I'm throwing reality
I'm falling in reality
But growing reality
And shouting reality
And counting reality
But doubting reality
I am singing reality
I'm drawing reality
I'm gaining reality
But losing reality
And foretelling reality
And rotting reality
But singing reality
わたしは現実を歌っている
現実を描いている
現実を儲けている
でも現実を失っている
そして現実を占い
現実を腐らせている
でも現実を歌っている
わたしは現実を売っている
現実を送っている
現実を追っている
でも現実を食べている
そして現実を捏造し
現実を買っている
でも現実を売っている
わたしは現実を叩いている
現実を料理している
現実を予約している
でも現実を落っことしている
そして現実を防ぎ
現実を選んでいる
でも現実を叩いている
わたしは現実を書き込んでいる
現実をスルーしている
現実を管理している
でも現実を削除している
そして現実を正し
現実を更新している
でも現実を書き込んでいる
ほんの僅かな隙間から
あなたは忍び込んで来て
わたしの胃をひどくまさぐる
わたしの事など何も知らないくせに
これが現実というものかしら
わたしは現実を疑っている
現実を投げている
現実に倒れ込んでいる
でも現実を育てている
そして現実を叫び
現実を数えている
でも現実を疑っている
わたしは現実を歌っている
現実を描いている
現実を儲けている
でも現実を失っている
そして現実を占い
現実を腐らせている
でも現実を歌っている
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3. |
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鬼火が
わたしの戸口に灯っている
夜明けまで
酒のなかでちらついている
鬼火が
触れた猫を家来にして
防波堤で
飽きることなく遊んでいる
鬼火よ
わたしをもとに戻せ
鬼火よ
家具のような重さへ
鬼火が
燃やし尽くした街角は
切り分けられた
魚のようにとても静かだ
鬼火が
ちぎれた言葉で話しかける
毎日を
くさった舞台で演じている
鬼火が
優しい歌を濁らせる
絵に描かれた
電車のなかで歌い続ける
鬼火よ
わたしのそばにおいで
鬼火よ
無知な心のように
鬼火が
わたしの戸口に灯っている
夜明けまで
酒のなかでちらついている
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4. |
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誰にも言わず 線に座ろう
カニのように 波に暮らそう
声を上げて あなたを呼ぼう
ヒトデを踏んで 色に溶けよう
おーサーフィン 物事の始まりが流れ込む
おーサーフィン 源の手がかりを写して
鏡になって 海で踊ろう
芝居のように 心を晒そう
おーサーフィン 波に立ち舟底を見上げれば
おーサーフィン 手の中におちてくる囁き
おーサーフィン 物事の始まりが流れ込む
おーサーフィン 源の手がかりを写して
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5. |
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遠くに話しかけるきみの前で
ぼくはお茶を飲んでる
遠くに話しかけるきみと話す人も
きっとお茶を飲んでる
きみと話すとみんなお茶を飲むよ
お茶をついで
お茶を飲んで
それからなんの話だっけ
遠くに話しかけたきみがごめんね
お茶を飲んで話を続ける
遠くに話しかけたきみと話してた人も
きっとお茶を飲んでる
きみと話すとみんなお腹がたぷたぷになるよ
お茶をついで
お茶を飲んで
それからなんの話だっけ
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6. |
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切り分けられ 黙り込み
吊り下がった 木を揺らし
どんなものだろう
人をやめることは
弱い者が 集まって
馬のように 息を吐く
どんなものだろう
わたしを失くすことは
抱きしめてもらいたい
粗末な朝に
間違えても 構わない
空と海は 同じもの
どんなものだろう
心を捨てることは
囁いてもらいたい
粗末な朝に
抱きしめてもらいたい
粗末な朝に
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7. |
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リンゴは
遠回りして赤い
あざやかな
顔を見たから
時間は
大きな歩幅で歩く
窓を割り
伸びた枝のように
始まった
言葉で今日を語れば
燃えながら
息をする
みだれた絵を 描いて
あなたは
対岸のビルに灯る
光る窓
舗道を照らす
新しい
病が今日を歩けば
揺れながら
線を引く
あばれる目を 開いて
始まった
言葉で今日を語れば
燃えながら
息をする
みだれた絵を 描いて
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8. |
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下降するカラスの鳴き声
だんだん動かなくなる一日の湯舟で
残された僅かな歌えない音楽の挑戦を受けた
感情の導火線に火がついたら
遠く置き去りにした動画の一コマも
ペンキ缶を提げたわたしに影響を与える
絵筆はキリンの首の発達のように
手近な幸福のエサ場へと伸びていく
この心の絵が動きだしたらどんなにいいだろう
すべてをめちゃくちゃに破壊してしまいたい
こんな姿はとてもあなたには見せられない
住むことの出来る瓦礫の下でわたしは何を描こう
空想で区切られた領土の優しさ
後からやって来た嵐のような怒り
わたしはテレビの前に座り込んでごはんを食べた
紙袋いっぱいの間違いの実は腐るばかりで
どうすればいいのか途方に暮れて
砂利道に染み込んだ終わりの予感も消えてしまう
断ち切られた言葉が血を流して
庭の暗がりの裸足の踊り子と目が合い
世界は依然としてわたしのものにはなり得なかった
どしゃ降りの天気雨が坂を下る速さで
転がっていく太った歌声 わたしは
その光の片鱗で思想の岩盤をうち砕きたかっただけかもしれない
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9. |
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体の外で歌った
旅立ちの3分前
ほんの少しの裂け目に
わたしだけの哲学がある
この絵をかいたのは誰?
ありふれた村の景色
敵も味方も倒れて
さよならと手のひらに書く
霧の世界に働く
幼い踊り子たち
リンゴを売り歩きながら
わたしたちを導いている
この世が終わるのはいつ?
微笑みの3分前
曇った鏡の前で
あなたを思い出している
時がドアを開けて
通り抜けるのを
身じろぎもせずに
見守っている
あなたに見えるだろうか
わたしの背中にある
ほんの少しの裂け目に
ありふれたわたしたちがいる
いつまでも消えることがなく
裏切られることもない
絵のような人々が
ここに来る3分前
時が川を渡り
逃げおおせるのを
まばたきもせずに
見送っている
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10. |
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遮るものが無く
夜明けに矢を放つ
この霧に飲み込まれ
成り立たない顔で
好きな部屋を選び
懐かしい言葉を
背中に貼り付けて
いつまでも暮らそう
木霊のように響く
獣の足音を聴く
他人の家で
他人の家で
親密さを翳す
弔いの焚き火に
この靴を投げ込んで
人をやめてしまおうか
家具の重さに負け
詩のように読まれた
わたしの間違いが
いつまでも醒めない
手紙のように歌う
絵を抜け出した蛇が
他人の家で
他人の家で
他人の家で
他人の家で
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11. |
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夜明けの 底から
聞こえた 歌は
力を なくした
貝殻のようだ
影を許した その場所で
踊り続ける できごと
逃げ去る あなたが
よみがえる 朝は
火を吐く 寝床の
苦しさに耐えて
影が話した その場所で
笑い続ける できごと
幻は 言葉を燃やし尽くし
窓を開け 虫のように飛ぶ
あかるい 舗道で
飢餓のような 夢を
見ている わたしに
片鱗を ください
影を愛した その場所で
滅び続ける できごと
幻は 体を通り抜けて
草むらで 虫のように鳴く
幻は 言葉を燃やし尽くし
窓を開け 虫のように飛ぶ
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12. |
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石が降る
広場に
歩み出る
足の裏に
ささやきを
閉じ込める
真っ暗な
水平線
石が降る
廊下で
歌い合う
色と形
彗星が
手をつなぎ
抵抗が
先を歩く
石が降る
この世に
笑いかけ
頬を寄せる
目を閉じた
末日
石が降る
闇のなかへ
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13. |
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長い坂道を
のぼる蛇たちが
ささやかな歌を
売り歩いている
火柱になった
あなたから
銃撃のように
一瞬の手紙
わたしは黙って
抗えずにいる
溢れてしまった
流れを見ている
繰り返される
失敗が
暑い陽の光で
書かれた手紙を
誰かの車で
連れ出して欲しい
ささやかな歌が
聴こえる町まで
消え行く日の
最後の思い出に
抱え込んだ湖を
飲み干した
長い坂道を
のぼる蛇たちが
ささやかな歌を
売り歩いている
親しげな声で
巻きついて
他人の家に
届けられる手紙
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14. |
鉄棒 (Gun) (Live 9/8/2018)
04:53
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ミカンの皮の
かけらに隠れて
わたしを迎えに
車がやって来た
わたしの街は
はるか山の彼方
暮らしの外の
高速道路の向こう
白い野ばらは
全部枯れてしまった
今はただ冷たい鉄棒を背負って
泣き叫んでいるだけ
あなたの家に
電話をかけましょう
涙を集めた
ごみのような世界で
トンボのように
静かな星くずも
その内側で
絶えず血を流していた
やさしい心は
全部捨ててしまった
今はただ冷たい鉄棒につかまり
ぶら下がっているだけ
苺の上に
火薬の甘い香りが
豚小屋の上に
待つ人の長い列が
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15. |
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水の涸れた岸辺で
疲れ果てた夜明けを待って
燃えた陸が瞼に
エコーのような光をひとつ灯した
頬を撫でる景色が
雨季と共に庭先で駈け
笑みを浮かべわたしの
大事な果実の一粒をついに奪った
地上で歪んだ歌は
息の止まった愛のように
黙ってしまった
砂と崖が連なる
暗い闇の鼻先で不意に
響いた花の香りが
詩人や画家や神となって輝いた
畑で腐ったわたしは
叫び終えた愛のように
黙ってしまった
不安な宇宙を漂う
割れたネオンや小枝のように
暗い服のわたしは
海の向こうの悪魔と手をつないでいる
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16. |
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世の中の歌を唄う
湖ほどの酒の上の
点のような一隻の船が
まっすぐにやってくる
ずぶ濡れのわたしは甲板によじ上り
魚のように静かになった
冒険の始まりに
煙草を一本ください
喫煙所の優しさが
他人の家から
わたしを救い出す
動き出した心の絵は
軌道に乗った衛星のように
世の中の歌を唄う
精が尽きた岩
撃ち落とされた星座や
虫の抜けがらさえも
大らかに唄っている
微動だにしない蜘蛛
谷底を流れる河
忘れられた姓にも
真っ白な頭蓋骨ほどの
光り輝く権威がある
ああ それは在る
死ぬための場所があるなんて、誰も教えてくれなかった!
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