We’ve updated our Terms of Use to reflect our new entity name and address. You can review the changes here.
We’ve updated our Terms of Use. You can review the changes here.

yumbo Chronicle 2: Live Tapes 2007​-​2011

by yumbo / Genjitsu Records

/
  • Streaming + Download

    Includes unlimited streaming via the free Bandcamp app, plus high-quality download in MP3, FLAC and more.
    Purchasable with gift card

      ¥800 JPY  or more

     

1.
家の方へ 見慣れた街角へ わたしは歩いていった 背中を丸めていた わたしはまるで 浜辺の蟹のように 涙を流していた あなたを呼び続けながら 屋根をすべりおりて 床に耳をあて 井戸で花びらを拾い 梁に吊り下がり 町のはずれ 鳥や猫に紛れ あなたは振り向きもせず 国道の草をかじった 庭の歌をうたい 三和土に眠り 勝手口を開け放ち 蜘蛛を捕える 家の方へ 忘れられた土地へ 砕けてあとかたもなく くすんだ灯の方へ
2.
色の無い暮らし 封じられた窓 枯れ草が どこからか 入り込む 種を突き破り かけらだけになる 床下の 蟻の群れに まぎれて 土を掘れば あらわれるわたしを 何度となく 腐らせてしまった 古い絵のような 風穴の向こう 張りつめた 夜の終わりに 飛び去った 色 色の無い暮らし 内側のひずみ 朽ちていく 色の群れ 出て行く 明日になれば 手に入るわたしを 何度となく 追い出してしまった
3.
The last drop of a rumor Covered houses with cold like poison Everything but myself off the center Levelly nods. How does it feel to walk on the bottom of the dark In a warm daylight? And what if the heart alone walks as it likes, without saying goodbye to anyone? Halfway through the race, I smoked, So I was thrown out over the track. Why is it broken, Though I walked with such softness? Like water through the throat Is the way to go destined? Like a cat falling from the cliff, Is the way to go destined? I lost my sole again, Give me yours. The winner reaching the goal before the dawn Must have cursed my feet. I am walking, wishing worthless paper road’s gonna get burned. Before the curve, I lied, So I was thrown out over the thicket. Why am I hated Though I sang with such softness? Like a winding snake, Is the way to go destined? Like a dancer who lost the sole, Is the way to go destined? I lost my sole again, Give me yours. うわさ話の最後の一滴は 劇薬のように家々を寒さで覆った 中心からずれた自分以外のすべてが 水平を保って頷き合っている 暖かい昼の光のなか 闇の底を歩くのはどんな気分だろう ましてや誰にもさよならを云えずに 心だけが勝手に歩いているとしたら? レースの途上でタバコを吸ったので 道の外へ追い出されたんだ あんなに静かに歩いていたのに なぜ壊れてしまうのか のどを通る水のように 行く先は決まっているのか? 崖から落ちる猫のように 行く先は決まっているのか? また靴底を失くしちゃったから 君のをくれよ 夜明け前にゴールに辿り着いた勝者が 僕の両足に呪いをかけたに違いない 何の価値もない 紙みたいな道が すべて燃えてしまえばいいと願いながら歩いている カーブの手前で嘘をついたので 薮の向こうへ放り投げられたんだ あんなに優しく歌ったのに なぜ嫌われてしまうのか 曲がりくねった蛇のように 行く先は決まっているのか? 床を失くしたダンサーのように 行く先は決まっているのか? また靴底を失くしちゃったから 君のをくれよ
4.
Why don't you see, I'll walk your time, At the end of the plain of those sad days? Heaps like your ears, This coldness of mine. What's goin' on? I'll walk your time. The sky's blue, The euphemistic apple's red. Would you smile 368 times for me? Feels like your ears, This summer of mine. The endless sigh, The sky's blue. I'd like to be here for the dryness Of your clothes, eyes, hairs and cheeks. This melody of major key talks to you, and shakes up your years. I'm on this line, At the story's end, At the end of happy days felt like breeze. Looks like your ears, This current of mine. 1991, I'm on this line. I'd like to be here for your sleep, For your dirt, water and child’s sleep. This melody of minor key guards us, Then lets us stand, and makes us free. Why don't you see, I'll walk your time, At the end of the plain of those sad days. Heaps like your ears, This coldness of mine. What's goin' on? I'll walk your time. What's goin' on? I'll walk your time. あなたの時間を歩くから 見ていてほしい 悲しい日々の平原の終わりで あなたの耳のような山々 わたしのこの寒さ どうなっているんだろう あなたの時間を歩く 空の青さ 遠回しなリンゴの赤さ わたしに368回微笑んでくれないか あなたの耳のような わたしの夏 終わりなきため息 空の青さ あなたの服と瞳と髪と頬を乾かすために ここに居たい この長調の旋律があなたに語りかけ あなたの年月を揺り起こす わたしはこの線の上に居る 物語の終わるところに 微風のような 幸福な日々の終わりに あなたの耳のように見える わたしの潮流 1991年 わたしはこの線の上に居る あなたを眠らせ、あなたの土と水と子どもを眠らせるために ここに居たい この短調の旋律がわたしたちを保護して 立ち上がらせ、自由にする あなたの時間を歩くから 見ていてほしい 悲しい日々の平原の終わりで あなたの耳のような山々 わたしのこの寒さ どうなっているんだろう あなたの時間を歩く これは何だろう あなたの時間を歩く
5.
リンゴは 遠回りして赤い あざやかな 顔を見たから 時間は 大きな歩幅で歩く 窓を割り 伸びた枝のように 始まった 言葉で今日を語れば 燃えながら 息をする みだれた絵を 描いて あなたは 対岸のビルに灯る 光る窓 舗道を照らす 新しい 病が今日を歩けば 揺れながら 線を引く あばれる目を 開いて 始まった 言葉で今日を語れば 燃えながら 息をする みだれた絵を 描いて
6.
I saw you passing through a pile of towel. You plant tomatoes and crop the reality. Your heart's always water soaking into the deep layer. Wherever you drink, and whatever you drink, The world is spinning. The rainstorm soaks the mobile. On all the borders of "members only" You sing in the wrong speed, and borrow the reality. Your shape's always water soaking into the deep layer. Wherever you are, and whoever you are with, You are connected. The inspiration hurts your knees, Writing is a pig's job. Our secrets melt into the soup of the simplicity of workings. Your disease's always water soaking into the deep layer. Even if I'm killed somewhere, We are connected. Your heart's always water soaking into the deep layer. Wherever you drink, and whatever you drink, The world is spinning. 積み重ねたタオルのあいだを あなたが通り過ぎるのを見たわ 畑にトマトを植えて リアリティーを刈り取っているのね あなたの心はいつでも 深い地層に染みこんだ水 あなたが何処の店で何を飲もうと 地球はまわっている 暴風雨が携帯電話を濡らす すべての会員制の国境で 歌の速さを間違えて リアリティーを借り入れているのね あなたの姿はいつでも 深い地層に染みこんだ水 あなたが何処で誰と居ようと あなたは接続されている 霊感の重さで膝が痛む 書くことは豚の仕事 営みの素朴さのスープに 秘密が溶け込んでいく あなたの病はいつでも 深い地層に染みこんだ水 わたしが何処かで誰かに殺されても わたしたちは接続されている あなたの心はいつでも 深い地層に染みこんだ水 あなたが何処の店で何を飲もうと 地球はまわっている
7.
Ce que je dis est bourré de contradiction C'est le couleur depassé de la ligne de la forme. J'ai déjà arrêté de te parler ce qui sort mettant sur mes vêtements. Je ne peux pas partir de la douceur du ciel bleu. Veuillez me permettre étant ici. J'ai déjà abandonné le rattrapage avec vous qui m'a enlevé. Mon miroir, il fait danser de la forme de l'homme Est-ce que je dois compter des empreintes de pas ? Monsieur pigeon, Monsieur milan, Monsieur corbeau, Divisez-moi ce ver s'il vous plaît. Je de viens nu sans faire le bruit et je sors tranquillement aujourd'hui. Puis j'ai mis mes vêtements pour vous. Pratiquez de devenir moi. Mon miroir, il a oublié la forme de l'homme. Est-ce que je dois la polir avec les yeux qui recherchent l'UFO ? Madame mouette, Monsieur moineau, et Monsieur hibou s'il vous plaît Laissez-moi dormir dans votre perchoir. わたしの言葉は矛盾だらけ 形の線から はみだした色です わたしの服を着て出て行ったあなたに 語りかけるのはもう やめました 青空の暖かさは離れがたい このまま ここに居るのを許してください わたしを持ち去ったあなたに 追いつくのはもう あきらめました 人の形を踊らせている わたしの鏡 日を追うごとに増えていく足跡を 数えてみましょうか ハトさん トンビさん カラスさん どうかお願い わたしにもそのミミズを分けてくださいな わたしは音も立てずに裸になって 今日はそっと出て行くのです あなたのために わたしの服を置いて行きますから わたしになる練習をしていて下さいね 人の形を忘れてしまった わたしの鏡 UFOを探すような目をして 磨いてみましょうか カモメさん スズメさん フクロウさん どうかお願い わたしもその塒で眠らせてくださいな
8.
Through the drainage tube all night, Like the mantis, I walk about looking for the friends. I wanna be a baby. I wanna be a music. I wanna be the blinking light. It happened to me, like to everyone. Your are like the branch that grows too much And breaks through my window. I wish I could see your smiling face. I wish I could pass everything. I wish I could recapture everything. I don't want to surf today. I don't want to tap the source. I'm waiting for the stream. I'm sorry mom, I'm sorry mom, I'm sorry mom, I'm sorry mom. I used to be a tiny cherry. But now I'm a mere form, or a boring book, or a shadow. Sleeping in the crimson gramary. Weeping in the backyard of the school. Jerking in the mystery for you. I don't want to sing today. I'm only dancing today. There is no meaning. I'm sorry mom, I'm sorry mom, I'm sorry mom, I'm sorry mom. 夜通し下水管を通って かまきりのように友達を探し歩く 赤ちゃんになりたい 音楽になりたい 明滅する光になりたい 皆と同じように わたしにもそれは起こった わたしの窓を突き破る あなたは伸び過ぎた枝のようだ あなたのニコニコする顔が見れたらいいのに どんな物も通過する身体ならいいのに すべてを取り戻せたらいいのに 今日は波に乗りたくない 源には触れたくない わたしは流れを待っている お母さんごめんなさい お母さんごめんなさい お母さんごめんなさい お母さんごめんなさい わたしは昔小さなさくらんぼだった それが今はただの形か つまらない本とか影のようだ 真っ赤な魔術の中で眠り 学校の裏庭で泣いている あなたのために 謎の中をぎこちなく進んでいる 今日は歌いたくない 今日はただ踊っているだけ 何の意味もなく お母さんごめんなさい お母さんごめんなさい お母さんごめんなさい お母さんごめんなさい
9.
誰にも言わず 線に座ろう カニのように 波に暮らそう 声を上げて あなたを呼ぼう ヒトデを踏んで 色に溶けよう おーサーフィン 物事の始まりが流れ込む おーサーフィン 源の手がかりを写して 鏡になって 海で踊ろう 芝居のように 心を晒そう おーサーフィン 波に立ち舟底を見上げれば おーサーフィン 手の中におちてくる囁き おーサーフィン 物事の始まりが流れ込む おーサーフィン 源の手がかりを写して
10.
I Decide To Send Radio Waves From Today. Finally, As I've Found Your Place, The Weight Of The History, I Realize, Before The Gas Table. Then, For Us, There was Only One Way To Go. It Led Nowhere, But I'm Still Walking On That Muddy Way, Together With My Radio Waves, With Their Diseases. I Found Myself Neither Inside Me Nor Outside Me. As I'm Always Wearing Sad Electricity, My Radio Waves Sneak Into Your Place, And Destroy Your Words. In My Imagination, In The Ordinary Holiday Afternoon, My Radio Waves Reach You. You Become Confused, Then Suddenly Find Yourself Beneath The Earth. But, In Fact, There Is Only A Cliche Your Job Lasts For Years. You Penetrate The Core Of The Earth, Are Born From The Earth Behind, Are Blessed Like Fireworks. And Are Led Before The Unknown People, Live The New History Again. I Decide To Send Radio Waves From Today. Finally, As I've Found Your Place, The Weight Of The History, I Realize, Before The Gas Table. わたしは今日から 電波をとばすことにした そう ついに あなたの居場所を突き止めた今、 わたしはコンロの前で 歴史の重みというものを実感する あの時、わたしたちの通るべき道は ひとつしか無かった その先には何も無いのに わたしは今もそのどろんこの道を歩き続けている わたしの電波とともに 彼等の病とともに歩き続けている わたしは内側にも外側にも 自分自身を見出せなかった わたしはいつも悲しい電気を帯びているから わたしのとばす電波は あなたの場所へと潜入して あなたの言葉をこわしてしまう わたしの想像では、 なんの変哲もない休日の午後に わたしの電波があなたに届く あなたはしどろもどろになって とつぜん 土の下に隠された自分自身を発見する でも本当は そこにあるのは常套句だけ あなたの仕事は何年も続く あなたは地球の核を突き抜け 裏側の土から新たに生まれ 花火のように祝福される そして未知の人々の前へ連れて行かれて また新しい歴史を生きる わたしは今日から 電波をとばすことにした そう ついに あなたの居場所を突き止めた今、 わたしはコンロの前で 歴史の重みというものを実感する
11.
飲んだものは 釘の束 飲んだものは 赤い土砂 飲んだものは 敵の声 飲んだものは 色と形 水が 水が欲しい 水が 水が欲しい 飲んだものは 豚の影 飲んだものは 床下の蟻 飲んだものは 割れた薬 飲んだものは 熱い火花 水が 水が欲しい 水が 水が欲しい
12.
13.
真っ赤な心臓の外苑を 始発が走る 肺を抜け 咳き込む壁の影 旅の終わりに 誰かが開けたズボンの前から 差し込む 朝の光 何年も あの袋に入ったまま 太陽を見ていない おまえが鳴らす電話のベルが 蹄のように鳴り ゆっくりと姿を現した 湖のレンズ いつも過去に出かけて 舌を抜き取られた 苦い水の底から 帰る途中で 手に入れた世界を覆い隠しても 血は止まらない バカだった あーわたしはバカだったと 嘆く間もなく 自分で仕掛けた時限爆弾から 流れるメロディー 轍のように消えることのない 乾いた本の 余白に 喘ぎながら漂う 無数の亡霊が 呼んでいる ただひとつの名前を 来るべき死を いつも過去に出かけて 膝を撃ち抜かれた 暴れ馬を恐れぬ 男の手で
14.
来たれ、死よ 閉じかかったドアの陰に 力の実よ 乗り捨てた憧れに 来たれ、死よ 忘れられた人の姓よ 遠い午後に 染み込んだ旅よ 来たれ、死よ 音のない列車のように とまれ、死よ 思いつくままに 来たれ、死よ 逃げ遂せた今日の雨と 静かな手が 触れ合った刹那に 来たれ、死よ 明けた空に迷う友よ 待ち合わせて 啼き交わす鳥よ 来たれ、死よ 許された思い出のように とまれ、死よ 思いつくままに 思いつくままに

about

An anthology of live recordings Part 2 of 5.
With PDF booklet + 1 Bonus track.

credits

released June 3, 2020

Edited & Mastering, Liner notes by Koji Shibuya.
Cover art by Natsumi Kudo (2003).

license

all rights reserved

tags

about

yumbo / Genjitsu Records Sendai, Japan

Koji Shibuya
Ayuko Takayanagi
Natsumi Kudo
Yuto Ashida
Daichi Minaki
Chieko Yamaji

contact / help

Contact yumbo / Genjitsu Records

Streaming and
Download help

Shipping and returns

Redeem code

Report this album or account

If you like yumbo / Genjitsu Records, you may also like: